最近、「作業用足場」についてつくづく考える事がありました。
そもそも「作業用足場」の役割は、
①作業中、ご近所に迷惑をかけない。(飛散など)
②安全かつ作業をスムーズに行える。
③お家の隅々まで確実に作業ができる。
というのが主だったものです。
僕は工事中お客様に「足場に階段を付けていますから上がって見て下さい。」と言います。又、お客様と一緒に足場の上を歩きお話をします。
すると
「こんな所家を建ててから初めて見るなー」
「今塗ってるのは何?」
などお客さまからの質問がバンバンきます。当然のことで僕はこれを待っています。
家が傷んできたからお金を払って工事をしてもらう。普段見えない部分の状態も知りたい、どんな風に工事をするのか?傷んだ部分の対処方法も気になるのは当たり前。
「見て、触って把握してもらう」業者の務めではないでしょうか?
普段勤めに出ておられ日曜日にしかいらっしゃらないお宅では、あえて日曜日に作業を行ったり。お客様に納得して頂く事を心がけ、作業状況をつでも見ていただける現場環境を作るのも「作業用足場」だと思っています。
また、だからこそ僕も「作業用足場」の組立にはとてもこだわります。この組み立て方一つで、後の作業がしっかりできるかどうかにかかってくるのは必至のこと。
この足場の組立作業は僕が選びに選んだ業者に頼んでいます。
しかし、業者さんによってはこの足場を自分たちで組んだり、いまどき「丸太足場」と呼ばれる木製のもので組んでいる業者さんもいるようです。
思わず「えーあれで ちゃんとした作業できるのかよー」と思う事もしばしばです。
ちなみに「丸太足場」は今は何かがあったとき労災認定はされないらしいです。
つまり使用してはいけないということ・・・。
不十分な足場であれば当然「塗れない」部分は出る。
無駄な工期が長くなる。工期は長く、金額は低く、何処で業者が採算を取るか?
当然のごとく「塗料は安く、塗料の量は少なく(塗装膜は薄く)手間はかけない」これに尽きてくるのではないだろうか。
僕はこういうの許せないなぁー
桜の季節にもう少し「色気」のある話の方が良かったかな・・・?
でも気になって気になって、釣りどころではなくて・・・(嘘)
以上、ペンキ屋が本職 「藤田康秀」でした。