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ペンキ屋の社長です 兵庫県加古川市生れ。 広島県福山市で(有)シップペイント藤田というペンキ屋で社長兼職人をしています。
by shipyasuhide
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関心の深さに驚き!
8月22日「省エネ・新エネ」イベント終了後、かなりのお問い合わせがあり、今日現在も・・・。関心の深さに驚き!_f0118802_1585153.jpg

特に多いのが、遮熱/断熱塗料について。

今回のイベントでは、一般塗料と遮熱塗料との違い。
また遮熱塗料と断熱塗料との違い、についてお話し
させていただきました。

ご質問で一番多いのは、遮熱塗料と、断熱塗料との
違い。どちらがよいのか?金額は?

私としては、現在お住まいの家の立地条件(西日が長くあたる)と何にお困りか?(夏、暑い・冬、寒い)など。

お問い合わせの内容から、やはり、「夏、暑い家は、冬、寒い!」が結論です。
実際冬は、寒いのは「当たり前」との認識が皆様の潜在意識の中にあり、ここ数年の間に気温が一気に上がり暑くなった夏の事だけお話になる。いろいろお話していくと、そう言えば、冬も寒。いとの見解にほとんどの方が変わる。先入観?やはり潜在意識でしょう。

「夏、暑い家は、冬、寒い!」と言う事から言えば、「断熱塗料での塗装」(遮熱/断熱塗料)と言う事になります。

私の考えは、遮熱塗装は、夏限定。冬の寒さにはなんの役にも立ちません。

断熱塗装は一年中機能します。特に、夏・冬ガンガン働きます。

少し突っ込んで説明すると、一般塗料と、遮熱塗料とでは、ほとんど塗料の使用量は、同じ。
以前は、一般塗料に比べ、塗装工程が一回多く塗装しなければならなかったが、現在では、一般塗料と同じ塗装工程で遮熱機能が働くように改良されたので、コスト的には、一般塗料より少し割高程度。

面白いのは、遮熱塗料を屋根に一回塗装すると、一気に屋根温度が下がる。(赤外線は、物体に当たると熱が発生する。遮熱塗料を塗装した表面はその赤外線の大半をを反射させる事によって、塗装面の熱発生を抑える事ができます)そして、遮熱塗料をもう一度(塗装の基本は2回塗り)塗装すると屋根温度が上がる。これは、遮熱塗装面は赤外線反射によって発生熱量は控えられるが、遮熱塗料に「蓄熱」します。蓄熱した分、屋根温度が上がるわけです。悲しい事に、日が昇り、日が暮れて日射量が減るまで蓄熱をつづけます。塗装表面は、赤外線反射によってある程度温度が安定していますが、内部への温度影響は塗装膜の蓄熱量で左右されます。

そして、この塗装膜に発生した熱を遠赤外線効果で発散、放出し(外気温とおなじになるまで放出)建物内部への影響を控えるのが遮熱/断熱塗料です。断熱塗料は、遮熱塗料と比較にならないセラミック量が含まれています。また、塗装時の塗装膜にかなりの厚みが必要で一般塗料の倍は塗料が必要となります。そしてこの塗装膜の厚みで断熱効果、放熱効果が得られることになる為、言い換えるといい加減な塗装のやり方では、断熱、放熱機能は得られないことになります。(確実に塗装すればカタログ記載データとほぼ同じ結果が出ています)塗装時に、確実性を求められる塗料です。


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by shipyasuhide | 2009-08-28 17:27 | 事務所にて
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