人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ペンキ屋の社長です 兵庫県加古川市生れ。 広島県福山市で(有)シップペイント藤田というペンキ屋で社長兼職人をしています。
by shipyasuhide
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
遮熱塗装
3月に入り今年はなぜか遮熱塗装の問い合わせが多い。地球温暖化で夏の暑さにそなえて??。

現在塗装させていただいているお家の屋根も遮熱塗装。色は「黒 」

僕が推奨し使用している遮熱塗料は、水谷ペイント㈱の快適サーモ。水性と溶剤系とがあり主に水性快適サーモを使用しています。何十件と塗装させていただきましたが遮熱塗装の「黒」は初めて。通常シーラー塗装、遮熱塗料の下塗り塗装(白色)上塗り塗装が2回の計4回で終了。

少しコマーシャル?こうしゃくをホザキます。
今年は屋根塗装(遮熱塗装も含む)のスタートが早いですが、毎年なぜか夏の暑い時に屋根塗装が多い。足の裏は暑いし、ひざを屋根につくとやけどをする始末。たまりません。しかし遮熱塗料の下塗り(白色)を塗装すると何時間でも座っていられるくらい屋根の温度は上がりません。(夏の屋根塗装は遮熱限定にしたいくらいです)一番温度が上がらないのはここまで。夏場ではひんやりした感じさえ受けます。しかし遮熱塗料の上塗りを1回塗装すると屋根表面の温度がドンと上がってしまいます。(これは塗料に耐久性、耐候性を持たせる為の成分が蓄熱する為)そして2回目の遮熱塗料の上塗りで屋根表面温度が下がります。これは上塗り塗料の赤外線反射が塗装膜の厚みで反射量が違うようである程度塗膜に厚みを付けないと遮熱効果が得られないと言う事です。したがってよほど気をつけてキッチリ塗そうしないと遮熱効果は得られない事になります。

そして今回の屋根塗装「黒」です。他社メーカーの塗料はわかりませんが水谷ペイント㈱の遮熱塗料は熱を吸収する「黒」の顔料が含まれておらず、濃いい色の組み合わせで黒く「見せる」仕組みになっているため下塗りの白色が透けて見えます。グレー、ブラウンなどの塗装は2回の上塗りで問題なく仕上がっていた為今回も上塗り2回で終了。外壁部分の塗装を済ませ確認に大屋根へ・・


  ゲゲー!
   ムラムラやんけー!

遮熱塗装_f0118802_22104874.jpg

写真でもなんとなくわかると思いますが均一ではなくうっすらぼけたような部分があります。これが屋根全体。塗装中、乾燥まではまったく違う色(ブルー)なので乾燥して色が落ち着くまでわかりません。結局屋根全体を再塗装し完了。遮熱塗装で黒色は、シーラー塗装、遮熱下塗り、遮熱上塗り3回で5回塗り となります。業者に遮熱塗装をお願いする時は事前にチェックし後で塗装料金の変動がないことを確認しましょう。通常キッチリ仕上げての見積料金ですから追加はいただけませんけどね。
by shipyasuhide | 2007-03-19 23:07 | 現場にて
<< 不覚にも・・・ 釣り好きな施主様と落ち着かない現場 >>