今回のテーブルは、神奈川県にお住いの方からのご依頼です。
木目を残し、濃いい色目をご希望です。
現在クリアー塗装なので木目がはっきりしているのですが・・・。
まずは、既存クリアーの塗装幕撤去を行って、木目と相談です。
剥離剤を使って木表面に傷をつけない様に、旧塗装幕を剥がしていきます。
出来るだけサンダーで木の表面を削らなくて済むように、剥離剤のみで剥がしていきます。
結構綺麗にはがれましたが、この木目では濃い目の着色のみで木目は完全に消えてなくなります。
その上、天板に使用してあるツキ板の厚みが非常に薄く、細かいペーパー研磨でも下地のベニヤが出てくるので
ギブアップ。
お客様の了解のもと、天板部分にツキ板を貼る事に。
ツキ板貼り付け完了。
すげー。作り立てのテーブルみたい。この木目だと濃いい着色でも木目は結構残せます。
木目は既存に近いもの。塗装する色目をツキ板を貼ってもらう業者に伝え、アドバイスの元
貼り付けるツキ板を決定。持ち込み後、1日。翌日引き取りが出来ました。
「テーブルのイメージを変える」「天板に大きな傷や焼き付き」など、あきらめていたものがよみがえります。
テーブルだけでなく、様々な家具類にも応用可能との事。捨てることなく蘇らせる事のできるものが又増えました。
そして着色。
こんな感じ。
足は木目が出なく他もよい。との事でツキ板は貼らず、そのまま着色。
後、下塗りをしては、サンディング。
繰り返す事数回。
これで下塗り完了。
後、仕上げを行って完了。
無事お客様のダイニングでご使用中です。